オウンドメディアとして運用しているブログの記事数が増えてくると気になるのがカテゴリですよね。

運用開始当初は記事数を増やすことを優先するので、カテゴリにまで気が回らないことも多々あります。SEOの効果も考えてカテゴリ分けをしていたとしても、運用していくうちに、当初の想定とズレが生じることもあるでしょう。

なんだかカテゴリ分けがうまくできていない気がする…と、カテゴリの設定が気になりだしたときこそ、見直しをするチャンスです。現在蓄積している記事の状況を把握し、最適なカテゴリ分けについて考えてみませんか?

そこで今回は、SEO対策に効果的なカテゴリ分けのポイントと内部構造の考え方についてお伝えします。

カテゴリ分けがSEOに効果的なワケ

categoryブログを運営していると、どうしても注力したくなるのは、ブログの記事の中身であり、その記事の数です。いい記事をたくさん書けば、自然とサイト訪問者は増えてくると思っている人も多いでしょう。

しかし、いい記事をたくさん書いても、その記事へ到達する手段がなければ、記事のよさに気づいてもらうこともできず、宝の持ち腐れとなってしまいます。その宝に気づいてもらうために重要なのがカテゴリ分けです。

オウンドメディアとしてではないのですが、私もひっそりとブログを運営していたことがありました。個人的な育児日記のつもりで始めたので、運営開始当初のカテゴリは次のようなものでした。

【運営開始時のカテゴリ】

  • 育児
  • その他

育児に関するものと、そうでないものに分けていただけでした。自分が分かればそれでよかったので、このカテゴリのまましばらく運用していました。しかし、自分も他の人の育児ブログを読むようになり、記事を探すときに「カテゴリ」を参考にしていることに気づきました。そして、自分がブログを読むユーザーの立場になって、カテゴリを作り直してみました。修正後のカテゴリは次のようなものです。

【修正後のカテゴリ】

  • 出産
  • 夜泣き対策
  • 離乳食
  • 読み聞かせ絵本
  • 子供服
  • 成長記録
  • その他(育児以外)

どちらのカテゴリの方が記事を探しやすいかは、一目瞭然ですよね。読者数を増やすことはそれほど意識していなかったので、正確には把握していないのですが、カテゴリを整えてから、読者数は確実に増加しています。

検索エンジンは、ユーザーに有益な情報を提供しているWEBサイトを質の高いサイトと評価します。ユーザーに伝わりやすいカテゴリ分けは、検索エンジンにも伝わりやすいので、サイトの評価に直結し、SEOにも効果を発揮するのです。

SEO対策に効果的なカテゴリとは?

search-clickカテゴリ分けがSEOに効果があると分かったところで気になるのが、SEO対策として効果のあるのはどんなカテゴリ分けか、という点です。

前述しましたが、検索エンジンはユーザーに有益と判断できるサイトを高評価します。SEO対策として効果があるのは、情報を求めているユーザーが、必要な情報を見つけやすい「ユーザーファースト」なカテゴリです。

カテゴリ分けを見直すときには、キーワードを検索するユーザーの視点で考えることを忘れないようにしましょう。ユーザーが検索する手順を想像すると、自ずと検索しやすいカテゴリ分けがみえてきます。検索するユーザーの行動が想像つかないとすれば、その情報はユーザーに求められていないのかもしれません。別のキーワードでのアプローチを検討した方がいいでしょう。

カテゴリ分けするときのポイント

binder実際にカテゴリ分けするときには、どんなことに注意して行なえばいいでしょうか。ユーザーファーストという考えは大前提としたうえで、ポイントとなる点についてみていきましょう。

階層構造のカテゴリを作ってみる

思いついたテーマをすべて一律でカテゴリにしてしまうと、カテゴリ数が増えすぎて見づらくなります。検索のしやすさを考えて、カテゴリを階層構造にしてみましょう

先ほど紹介した私のブログのカテゴリを例にとって説明します。

まずは育児関連ブログの記事を、育児関連だけで6つの大分類に分けました。私はここまでしか分類しなかったのですが、さらに親切心を働かせるなら、離乳食は初期・中期・後期の3つの時期でまったくメニューが異なります。検索するユーザーも時期別で調べることが多いテーマです。

そんなときには、離乳食の下層に時期別の小分類を作ります。小分類の下に、それぞれの時期のメニューを紹介することで、ユーザーが調べやすいカテゴリができます。

category

現在ある記事を振り分けてみる

階層構造にしたカテゴリに、現在蓄積している記事を振り分けてみましょう。記事数が多ければ多いほど、一回で振り分けられる可能性は低くなります。作成した記事に当てはまらない記事がある場合には、カテゴリを追加しましょう。

カテゴリを追加するほどでもないと判断する記事については、本当に必要な記事かどうか、今一度見直してみてください。それほど重要でないと判断した場合には、カテゴリに属さないものでまとめておき、今後ページとして残すかどうかを検討しましょう。

作成したカテゴリにうまく合致しない記事が多い場合には、これまで運用してきたブログと、今後運用したいブログの方向性が違うのかもしれません。作成したカテゴリを活かすか、蓄積してきた記事を活かすかの決断をするときです。

記事数のバランスからカテゴリを見直す

カテゴリに振り分けた記事のバランスはどうなったでしょうか。各カテゴリにバランスよく記事が入っていますか?

ひとつのカテゴリに記事が集中しているとき

記事が集中しているカテゴリのテーマが大きすぎる可能性があります。カテゴリのなかをもう少し細かく分類してみましょう。

記事がひとつしかないカテゴリがある

合体できるカテゴリがある場合には集約してもいいでしょう。単独でカテゴリを維持したい場合には、記事数を増やし拡充する必要があります。優先的に記事を増やしていきましょう。

SEO対策の効果がありそうなカテゴリ名を付ける

記事の振り分けが完了したところで、改めてカテゴリ名をみてみましょう。カテゴリ名は、SEO対策したいキーワードと合致していますか?
特定のキーワードを検索したユーザーに向けて発信している記事は、そのキーワードを検索したユーザーに届かなければ意味がありません。SEO対策の対象としているキーワードを含むカテゴリ名を付けるようにしましょう。

また、SEO対策を意識してカテゴリ名を付け直した結果、カテゴリのなかにある記事と内容にずれが生じることがあります。カテゴリと合致していない記事はその情報を必要としているユーザーの目に留まることはありません。カテゴリ名に合っていない記事は、内容の合致するカテゴリに移動させることを忘れないようにしてください。

パンくずリストを作る

キーワードを検索してページにたどり着いたとき、自分がどのようなカテゴリにある記事を見ているのか分からなくなることがありますよね。同じカテゴリにある他の記事を見たいのに、どうやってページにたどり着いたか分からなくなってしまうこともあります。そんなときに活躍するのが「パンくずリスト」です。

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「パンくずリスト」は、ユーザーがWEBサイトのどの位置にいるのかを示すために、TOPページから順に下層に向かってリストを並べ、ハイパーリンクの形で表示するナビゲーションのことです。グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」が森で迷子にならないために、通った道に目印としてパンくずを落としながら歩いたというエピソードが「パンくずリスト」という名前の由来です。

パンくずリストの設置には次のような効果があります。

ユーザーが自分の見ているページの場所を認識できる

パンくずリストをみれば、自分がいまどの階層のどのカテゴリにあるページを見ているかが明確になるので、サイト内で迷子になることがありません。また、同じカテゴリの記事を探したいときには、カテゴリをひとつ遡るだけで、他の記事にたどり着くことができるユーザーファーストなアイテムです。

検索エンジンに階層を理解してもらえる

パンくずリストは、ユーザーにとって便利な機能なだけでなく、検索エンジンにも親切な機能です。検索エンジンのクローラーが巡回するときに、パンくずリストを読み取ることで、そのページがどの階層のどんなカテゴリに属しているかを瞬時に判断してくれます。クローラーの巡回結果は検索エンジンに反映されるため、階層やカテゴリを正しく読み取ってもらうことはSEOにも効果的といえます。

アンカーテキストで内部対策にも有効

パンくずリストを設置すると、サイトの内部リンクになるだけでなく、キーワードがリンクが付いたアンカーテキストで表示されます。キーワードが強調され、検索エンジンにキーワードとの関連性を評価してもらうことができます。意識せずとも内部対策としての効果を発揮してくれます。

さて今回は、オウンドメディアとして運用するブログのSEO効果を上げるために取り組むべきカテゴリ分けの方法についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。カテゴリを正しく設定することは、読み手となるユーザーに親切なだけでなく、検索エンジンにもやさしく、SEOの効果を発揮します。

ユーザーファーストの考えを忘れないよう、検索する側の心理になって、カテゴリを作ってみましょう。カテゴリを整理することで、自分のコンテンツの強みや、まだまだ不足しているものもみえてきます。整理されたコンテンツは、検索エンジンにもその意図が正しく伝わり、SEO対策していることにつながっていきます。

カテゴリを整理してユーザーにも検索エンジンにも親切なコンテンツを作ろう

  • カテゴリ分けでユーザーが探している情報を見つけやすくする
  • ユーザーが検索しやすいサイトは検索エンジンも構造を把握しやすい
  • 整理したカテゴリと記事のバランスから、自分のコンテンツの強み弱みを知ることができる
  • カテゴリ名はキーワードを意識して付ける
  • パンくずリストの設置でSEO対策効果をアップ

カテゴリが整理されているサイトは求めている記事を探しやすいので、新規の訪問者だけでなく、リピーターを増やすことにもつながります。SEOの効果を発揮し、サイトの訪問者を増やすためにも一度自分のコンテンツのカテゴリを見直してみましょう。