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コンテンツSEOをするうえで、キーワードの比率が重要であるという話を耳にしたことはありませんか?キーワードの比率については、以前はSEO対策として重要であるというのが定説とされていて、その比率は5%前後とされていました。しかしその後、キーワード比率はそれほど重視するものではなく、意識し過ぎるとペナルティの対象となるという説もでてきました。

検索順位を上げるために行なった施策によって、ペナルティを受けてしまっては本末転倒です。そのため、キーワードの比率を重視するか否かは、SEO対策において重要な問題といえます。

そこで今回は、コンテンツSEOを実施するとき、キーワードの比率は何%必要なのかを検証していきます。

キーワード比率は果たして重要なのか

important
キーワード比率は、SEO対策をしたいキーワードが、ページ内のすべての語句数に対し、何%の割合で含まれているかを表す数値で、「キーワード出現率」とも呼ばれています。そのキーワード比率が、なぜSEO対策として重要とされていたのでしょうか。それには、キーワードとページの関連性の高さが掲載順位に影響することが大いに関係しています。

SEO対策を行なうページに、対策したいキーワードが多く含まれていればいるほど、キーワードとページの関連性が高いと判断されるという考え方に、疑問を抱く人は少ないでしょう。ただ、この考え方のもと、ページ内にキーワードを盛り込むことだけを重視した結果、文章として成立していないテキストを羅列しただけのページなど、ユーザーの役には立たないページが乱立するようになってしまいました。

そのため、キーワードをふんだんに盛り込んでいて、キーワード比率が不自然に高いページは、ページとしての信頼性が薄いと判断されるようになったことで、キーワード比率は意識せず、自然な文章のなかでキーワードを含めていくのがいいという方向にシフトしていきました。

その方向転換を、SEO対策においてキーワード比率は意識しなくていいと判断した人と、キーワード比率を高くし過ぎないように調整した方がいいと判断した人がいたために、キーワード比率に対する見方が分かれることになったのです。

検索順位1位のサイトで検証してみよう

重視すべきか否かの見解が分かれるキーワード比率について、実際には意識した方がいいのでしょうか。判断に悩んでしまうこの問題について、実際にSEO対策が不可欠であるビッグワードで検索順位が1位のサイトを参考に検証してみましょう。

なお、今回の検証の選んだキーワードは検証結果の公平を期すために、無作為に選んでいます。

キーワード「無料ゲーム」

PCやスマホで無料で遊べるゲームがないか探したことはありませんか?「無料ゲーム」というキーワードは、次のデータでも分かるとおり、検索ボリュームの大きいビッグワードです。

  • Google 月間推定検索数 905,301
  • Yahoo! 月間推定検索数 740,700

合計すると1ヶ月で160万回以上検索されていると推定される「無料ゲーム」というキーワードで検索すると1位に表示されるのは次のページです。

@niftygame誰でも遊べる無料ゲームが勢ぞろい:@niftyゲーム

では、キーワードの比率をみていきましょう。

keyword-niftygame

「@niftyゲーム」の無料ゲームのページに含まれている総単語数936のうち、「ゲーム」が4.27%にあたる40回登場します。「無料」というワードの出現回数は7回で、すべての語句の0.75%しか出現しません。

続いて、「@niftyゲーム」のページの詳細をみていきましょう。

seocheki-niftygame

「ページタイトル」には、タイトルの前半に「無料ゲーム」というキーワードが含まれています。ページの説明にあたる「ディスクリプション」にも前半に「無料」と「ゲーム」というキーワードが含まれているのが分かります。

そして、「キーワード」には「無料ゲーム」が、「h1タグ」にはゲームの総称である「@niftyゲーム」が設定されています。

キーワード「パソコン」

「パソコン」というキーワードで検索する人には、パソコンの購入を考えている人からパソコン教室を探している人、パソコンという用語の由来を調べる人まで、さまざまな検索意図が考えられます。そのため、必然的に検索ボリュームも大きくなります。

  • Google 月間推定検索数 331,100
  • Yahoo! 月間推定検索数 270,900

推定ではありますが、合計50万回以上の検索ボリュームがある「パソコン」というキーワードで検索すると1位に表示されるのは次のページです。

kakakucom-pc

【価格.com】パソコン | 通販・価格比較・製品情報

では、キーワードの比率を確認しましょう。

keyword-kakakucom

総単語数1843のうち、3.15%にあたる58回を「パソコン」というワードが占めています。「パソコン」と同義語である「PC」は、2位にあたる2.71%登場しています。ちなみに「PC」というキーワードで検索すると、Googleでは6位、Yahoo!では7位に掲載されています。

続いて、ページの詳細を確認しましょう。

seocheki-kakakucom「タイトル」の前半及び「ディスクリプション」の冒頭に「パソコン」というワードが含まれています。「キーワード」や「h1タグ」にも「パソコン」が設定されています。

キーワード「ファッション」

「ファッション」というワードは、レディースやメンズなどたくさんのカテゴリがあるだけでなく、インターネット通販が普及している今、検索ボリュームの大きいビッグワードであることは疑う余地もありません。月間の推定検索数はgoogleとYahoo!を合わせると40万回を超えます。

  • Google月間推定検索数 221,101
  • Yahoo!月間推定検索数 180,900

さまざまな競合がひしめくなかで、「ファッション」というキーワードで1位に表示されるのは次のページです。

zozotown

ファッションまとめ(レディース) – ZOZOTOWN

通販サイト「ZOZOTOWN」のなかでも、レディースファッションのまとめページが表示されました。

キーワード比率はどのようになっているでしょうか。

keyword-zozotown

意外にも、「ファッション」というワードの出現率は4位で、1.53%しかありませんでした。

確認してみたところ、このページは、レディースファッションに関する情報のまとめページなので、それぞれの情報がどのくらいの回数閲覧されているのかを示す「view」というワードの出現率が高くなっていました。「view」や「一覧」というワードについてはあえて出現率を高くしているものではないようです。

では、ページの詳細はどのようになっているか確認しましょう。

seocheki-zozotown

「タイトル」は冒頭に、「ディスクリプション」は前半に「ファッション」というワードが含まれています。また、「キーワード」「h1タグ」ともに、「ファッション」というキーワードが設定されています。やはり、こちらには「view」や「一覧」というワードは含まれていません。

キーワード「ランチ」

「今日のランチは何を作ろうかな?」とメニューの選択肢を求める人から、おすすめのランチスポットを知りたい人まで、「ランチ」というキーワードで検索する人もまた、幅広く存在します。ランチスポットにいたっては、全国各地に存在するので、検索するユーザーに情報を届けたいサイト運営者もまた多く存在するキーワードです。

  • Google月間推定検索数 148,500
  • Yahoo!月間推定検索数 121,500

検索ボリュームも大きく、競合するサイトも多い「ランチ」というキーワードで検索すると、次のページが1位に表示されます。

hitosara

ランチ特集 | ヒトサラ

数あるグルメサイトのなかでも、「ヒトサラ」の全国各地に存在するおすすめのランチスポットを特集として紹介しているページです。

見るからに「ランチ」というワードが多く含まれていそうですが、実際にはどの程度を占めているのでしょうか。

keyword-hitosara

108回という圧倒的な出現回数で、総単語数1496のうち、7.22%を「ランチ」というワードが占めていました。それでは、ページの詳細はどうでしょうか。

seocheki-hitosara

「タイトル」には冒頭に、「デスクリプション」には複数回にわたって「ランチ」というワードが登場します。また、「キーワード」にはもちろんですが、「h1タグ」にも「ランチ」が含まれています。

【参照したサイト】

検証した結果、キーワード比率は何%がいい?

answer

「無料ゲーム」「パソコン」「ファッション」「ランチ」という、無作為に選んだビッグワードで1位に表示されるページのキーワード比率について検証した結果は次のようになりました。

キーワード1位掲載ページURL総語句数キーワード
出現回数
キーワード
出現率
無料ゲームhttps://game.nifty.com/free_top.htm936語40回4.27%
パソコンhttp://kakaku.com/pc/1843語58回3.15%
ファッションhttp://zozo.jp/fashionnews/?sex=women720語11回1.53%
ランチhttps://hitosara.com/lunch/1496語108回7.22%

4つのキーワードのキーワード比率を比較してみると、近似値ともいえない数値を示しています。つまり、キーワードの比率が掲載順位の参考情報のひとつであったとしても、キーワード比率だけで掲載順位が決まっているわけではないということになります。

今回の検証結果を相対的にみて、キーワード比率は3~7%程度含まれていると、関連性が高いと評価されやすく、ペナルティの対象にもなりづらい傾向にありそうです。
一方で、「ファッション」というワードで1位に表示されているZOZOTOWNのまとめページのように、ユーザーが必要としている情報を提供できていれば、キーワードの出現率が低くても上位表示されることが可能だということが分かります。

また、キーワード比率以外にも、重要な要素があります。「タイトル」「ディスクリプション」「キーワード」「h1タグ」には、必ずキーワードを含めるようにしましょう。
そして、できればそれぞれの前半に、もっと言えば冒頭にキーワードを入れることで、よりSEO対策の効果は高くなりそうです。

さて今回は、コンテンツSEOにおけるキーワード出現率の重要性を検証してきましたが、いかがでしたでしょうか。以前は、キーワード比率は5%前後がいい、と言われていたこともありましたが、今は、何%でないと上位掲載されないという絶対条件は見られなくなりました
このことから、キーワード比率は重視する必要がないという見方も増えてきましたが、それでもキーワードがある程度含まれていなければ、キーワードとページの関連性を担保することは難しくなります。

ページの要素を作成し、キーワード比率が3~7%でない場合には、文章が不自然にならない程度に微調整した方がいいでしょう。

まとめ

  • SEO対策に効果的なキーワード比率は3~7%
  • キーワード比率が低くても、他の要素が高評価の場合には上位掲載される
  • 「タイトル」「ディスクリプション」の前半、できれば冒頭にキーワードを入れる
  • 「キーワード」「h1タグ」にもキーワードを設定する

キーワード比率を何%にしないと1位になれない、というような絶対条件はありません。比率を意識し過ぎると、本来伝えたいメッセージもうまく伝わらなくなってしまいます。
伝えたいメッセージを書いていくと、自然とキーワードはある程度の比率で含まれるものです。書き終わった段階で、比率を確認し、必要に応じて調整することで、不自然な文章になることを避けましょう。